今回はプロの2種類の不動産査定方法について解説いたします。
A.机上査定
不動産会社が現地を見ずにおおよその価格を推測する査定方法です。売却がまだ具体的なものではなく、大まかな価格の目安を確認するだけであれば机上査定を行うケースがあります。一括査定サイトや不動産会社のサイトなどから机上査定の依頼をすればメールで返信をくれたり、中には「査定書」「査定報告書」といった書面を発行してくれるケースもあるでしょう。目安の査定価格と、算出の根拠を提示してくれるはずです。
B.訪問査定
こちらは実際に不動産会社の担当者が現地を訪れ、建物の状況、日当たり、眺望などを確認したうえで価格を計算します。物件のコンディションなどを反映できるため、机上査定よりも精度の高い査定となります。例え同じマンション内であっても部屋の位置や状態によって価格は変わってしまいますから、より正確な価格を知る必要があるときに選択するといいでしょう。
また営業担当者が直接来て話を聞くことができますから、詳しい販売方法や不安なことなど、質問したい場合にも有用です。机上査定を先にして、資料を基に会社を絞ってから訪問査定を依頼するのが一般的です。
これらが不動産業界で日常的に行われている査定方法です。では、これらの査定にあたって不動産業者はどのような事を調査し、加味しているのでしょうか?
不動産会社や担当者によって細かな査定方法は異なるので一概に言えないのですが、以下のようなことを調査しているケースが多いです。
①現地
雨漏り、シロアリの害、木部の腐食、建物の傾き、火災の被害等
②ライフライン
電気や上下水道、ガス配管の状況等
③法務局
登記簿謄本(所有者、所在地、地目、地籍、持分、抵当権等)をはじめとする各種証明書
④都市計画
都市計画区域、市街化調整区域等
⑤法令上の制限
建築基準法などの制限により建築に制限を受ける場合があります。
⑥金融機関の確認
ローンの残債額や抵当権等の抹消手続き等
⑦近隣の建築計画
近隣の建築計画、道路計画等
⑧土壌汚染
指定区域への該当状況、過去の使用履歴等
⑨リフォーム履歴
過去のリフォーム履歴
※マンションの場合
使用権に関する事項
管理費、修繕積立金
管理規約
このようにたくさんの事を調査し、査定をしております。
弊社ではより高い精度での査定を行っております。近隣の成約事例をタブレットでも共有できるようにして、より正確に、よりスピーディーな査定を心がけています。
皆様のより安全で、スムーズな取引が出来るよう尽力しております。もし、不動産の売却をご検討の際は弊社までお問い合わせください♪